概要
ジャン・ロレンツォ・ベルニーニ(Gian Lorenzo Bernini、1598年-1680年)は、イタリア・バロック美術を代表する彫刻家・建築家。大理石彫刻において劇的な瞬間の躍動感を表現する技法を極め、後世のバロック彫刻に絶大な影響を与えた。
歴史
ローマで活動し、教皇庁の庇護のもと、サン・ピエトロ大聖堂前の広場・列柱、聖堂内部の装飾など、ローマの都市景観そのものを形作る数々の建築・彫刻を手がけた。若年期に手がけた『アポロンとダフネ』(『アポロンとダフネ』)は、枢機卿シピオーネ・ボルゲーゼの依頼による神話主題の彫刻連作の一つ。
各伝統における意味
バロック彫刻の技法
大理石という硬い素材でありながら、衣服の翻り・肌の柔らかさ・毛髪の質感などを驚異的な写実性で表現し、静止した彫刻に「動きの瞬間」を凝縮させる手法で知られる。
美術
『アポロンとダフネ』のほか、『聖テレサの法悦』、サン・ピエトロ広場の列柱などが代表作として知られる。
関連ノード
- 『アポロンとダフネ』 — 若年期の代表的彫刻作品
参考文献
- Rudolf Wittkower, Gian Lorenzo Bernini: The Sculptor of the Roman Baroque, Phaidon, 1955(以降複数の改訂版あり). — ベルニーニ研究の標準的モノグラフ