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グイド・ボナッティ


視点: 西洋占星術 / 歴史 / 文学
テーマ: 西洋占星術

概要

グイド・ボナッティ(Guido Bonatti、13世紀、生没年不詳、1296年以降に没とされる)は、中世イタリアで最も名高い占星術師とされる人物。占星術の体系的な教科書『リベル・アストロノミアエ(Liber Astronomiae、天文の書)』の著者として知られ、後にダンテ『神曲』地獄篇に登場することでも有名になった。

グイド・ボナッティの肖像(18世紀の作者不詳の作品)
グイド・ボナッティの肖像(作者不詳、18世紀)。Public domain, via Wikimedia Commons

歴史

北イタリアの複数の都市国家・領主に占星術的助言者として仕えたとされ、特に1282年、フォルリ包囲戦においてグイード・ダ・モンテフェルトロに占星術的な助言を与え、戦の勝利に貢献したという逸話で知られる。著書『リベル・アストロノミアエ』は、当時の占星術理論を包括的にまとめたラテン語の大著で、ルネサンス期に至るまで広く参照され続けた。

各伝統における意味

占星術理論の体系化

『リベル・アストロノミアエ』は、惑星同士の角度関係(アスペクト、アスペクト)をはじめとする占星術の技法を、実務的な事例とともに詳細に論じた中世西洋占星術の代表的な教科書である。

ダンテ『神曲』における描写

ダンテ・アリギエーリは『神曲』地獄篇第20歌で、ボナッティを未来を占おうとした呪術師・占い師たちが罰せられる地獄の圏(首が後ろ向きにねじ曲げられる責め苦を受ける)に配している。これは、占術によって知りえないはずの未来を覗き見ようとした傲慢さへの罰という、中世キリスト教的な占術観を反映した文学的描写であり、ボナッティ自身の実際の活動の当否を史実として証明するものではない点に注意が必要である。

文学

ダンテ『神曲』地獄篇における言及により、実在の占星術師としては異例なほど広く文学史に名を残すこととなった。

関連ノード

参考文献

関連ノード(発見の質でグループ化)

隣接の発見