辞典 / 伝統・思想体系

リソマンシー


視点: 西洋占星術 / 西洋魔術 / 歴史
テーマ: 占術

概要

リソマンシー(Lithomancy、石占い)は、石や宝石を用いて占う技法の総称。複数の石を投げて(あるいは袋から取り出して)その並び方・組み合わせを読み解く方法や、個々の石が持つ象徴的意味(宝石誌学)を占いのメッセージとして解釈する方法など、単一の確立した体系というよりは複数の実践を束ねた総称的な語である点に注意が必要である。

語源

ギリシャ語の「石(リトス)」+「占い(マンテイア)」に由来する語。

歴史

石やくじを用いた占い(くじ占い、クレロマンシー)の実践自体は古代から広く見られ、旧約聖書に記された祭司の胸当てに収められた「ウリムとトンミム」(吉凶を占うための2つの石とされる)のような宗教的用具にもその一端が見られる。ただし、これらは特定の宗教儀礼に固有の実践であり、「リソマンシー」という体系だった占術として明確に確立されたのは近代以降のオカルティズム・ニューエイジ的実践においてである点に注意が必要である。

各伝統における意味

くじ占いとしての性格

石を投げてその落ち方(表裏・位置関係)から吉凶を読み取る方法は、他の道具(骰子・棒等)を用いたくじ占いの一種として理解できる。

個々の石の象徴的意味の援用

現代の実践では、宝石誌学(宝石誌学)で蓄積されてきた個々の石の伝統的な象徴的意味(惑星対応や護符としての効能など)を、タロットのカード解釈のように占いのメッセージとして読み替える方法も広く行われている。

学術的位置づけ

リソマンシーという語で呼ばれる実践の多くは、近代以降のオカルティズム文献・実践書に由来するものであり、古代からの連続した単一の伝統として歴史的に遡れるわけではない点は、他の占術(ジオマンシー等)と比べて資料的裏付けが弱い。

現代文化

現代のニューエイジ・スピリチュアル文化において、パワーストーンの意味づけと結び付いた形で広く実践されている。

関連ノード

参考文献

関連ノード(発見の質でグループ化)

隣接の発見