概要
フランチェスコ・デル・コッサ(Francesco del Cossa、1430年頃-1477年頃)は、初期ルネサンス期にフェラーラで活動したイタリアの画家。フェラーラ派を代表する画家の一人で、パラッツォ・スキファノイアのフレスコ画連作(パラッツォ・スキファノイアのフレスコ画)の一部を手がけたことで特に知られる。
歴史
フェラーラ公ボルソ・デステの宮廷で活動し、他の画家(エルコレ・デ・ロベルティら)とともにパラッツォ・スキファノイアの「月々の間」の壁画制作に携わった。コッサは制作報酬を巡って公爵に不満を訴えた書簡を残しており、これは当時の画家の社会的地位を示す史料としてもしばしば引用される。
各伝統における意味
フェラーラ派の様式
同時代のフィレンツェ・ヴェネツィアの画家とは異なる、硬質で彫刻的な人物表現を特徴とするフェラーラ派の様式を代表する画家とされる。
美術
パラッツォ・スキファノイアのフレスコ画のうち、3月・4月・5月の間(保存状態が特に良好な部分)がコッサの筆によるものとされる。
関連ノード
- パラッツォ・スキファノイアのフレスコ画 — 代表的な壁画連作
参考文献
- Aby Warburg, “Italian Art and International Astrology in the Palazzo Schifanoia, Ferrara” (1912), in The Renewal of Pagan Antiquity, trans. David Britt, Getty Research Institute, 1999. — パラッツォ・スキファノイアのフレスコ画の占星術的図像を解読した基礎的論文