辞典 / 芸術家

フランシスコ・デ・ゴヤ


視点: 西洋美術 / 歴史
テーマ: 西洋美術

概要

フランシスコ・デ・ゴヤ(Francisco de Goya、1746年-1828年)は、スペインの画家・版画家。スペイン王室の宮廷画家を務める一方、晩年には陰鬱で幻想的な独自の作風(「黒い絵」)を展開したことで知られる。

フランシスコ・デ・ゴヤの自画像(プラド美術館、1815年)
フランシスコ・デ・ゴヤ『自画像』(プラド美術館、1815年)。Public domain, via Wikimedia Commons

歴史

サラゴサ近郊に生まれ、1786年にスペイン国王カルロス3世の宮廷画家となった。1793年頃に原因不明の重病を患い聴力を失って以降、作風に大きな変化が見られるようになったとされる。ナポレオン軍のスペイン侵攻・半島戦争(1808年-1814年)の惨禍を描いた版画連作『戦争の惨禍』でも知られる。1819年から1823年頃、マドリード郊外の自邸「聾者の家(キンタ・デル・ソルド)」の壁に、後に「黒い絵(ピンチュラス・ネグラス)」と呼ばれる一連の陰鬱な壁画を直接描いた。『我が子を食らうサトゥルヌス』(『我が子を食らうサトゥルヌス』)はこの連作の一つ。

各伝統における意味

宮廷画家としての活動

歴代スペイン国王・王族の肖像画を数多く手がけ、当時のスペイン宮廷の姿を記録した。

「黒い絵」の解釈

晩年の陰鬱な作風は、聴力喪失による孤立、当時のスペインの政治的混乱、老いと死への意識など複数の要因から説明が試みられてきたが、単一の確定的な解釈があるわけではない。

美術

『我が子を食らうサトゥルヌス』のほか、『戦争の惨禍』『マドリード、1808年5月3日』などが代表作として知られる。

関連ノード

参考文献

関連ノード(発見の質でグループ化)

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