辞典 / 芸術家

ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス


視点: 西洋美術 / 神話 / 歴史
テーマ: 西洋美術 / ギリシャ神話

概要

ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス(John William Waterhouse、1849年-1917年)は、イタリア・ローマ生まれのイギリスの画家。ラファエル前派の様式を受け継ぎながら、ギリシャ神話や中世伝説、魔女・魔術師を主題にした作品群で知られ、「近代のラファエル前派」の代表格とされる。

画家ジョン・ウィリアム・ウォーターハウスが自身の画室にいる写真(1912年頃)
Elliott & Fry『The late John William Waterhouse in his studio』(The International Studio誌、1917年掲載/撮影は1912年頃)。Public domain, via Wikimedia Commons

歴史

ロイヤル・アカデミーで学び、1885年に準会員に選出。その翌年、王立芸術院夏季展に出品した『魔法円』(The Magic Circle、1886年)がシャントリー基金によって買い上げられ、テート・ギャラリー(現テート・ブリテン)の永久コレクションに加わった。以後も『シャロットの女』『オデュッセウスとセイレーン』など、神話や文学に登場する女性像を主題とした作品を数多く手がけた。

各伝統における意味

西洋美術における魔術・オカルト表現

ウォーターハウスは、19世紀末のイギリスで再燃した神秘主義・オカルティズムへの関心を背景に、魔女や女魔術師を単なる悪役としてではなく、力と神秘性を備えた存在として描いた画家の一人とされる。『魔法円』の女魔術師像は、その代表例として頻繁に引用される。

参考文献

関連ノード(発見の質でグループ化)

隣接の発見