概要
ヴァーベイン(クマツヅラ属の植物)は、古代ヨーロッパの複数の文化圏で「聖なる草」として儀礼に用いられてきた植物。西洋薬草学では金星(金星)に支配される植物とされる。
語源
「ヴァーベイン(Vervain)」は、ラテン語 verbena(祭壇に捧げる神聖な枝葉一般を指した語)に由来する。
歴史
古代ローマでは、ユピテル神殿の祭壇を清めるために用いられた記録があり、ドルイド(古代ケルトの祭司階級)も神聖視していたと古典文献に伝わる。中世以降も、魔除け・浄化のための植物として民間伝承に取り入れられ続けた。
各伝統における意味
占星術的薬草学
金星に支配される植物とされ、愛・調和・浄化に関連する性質を持つとされる。
儀礼における用途
古代から近世に至るまで、浄化・魔除けの儀礼で焚く、あるいは身につける植物として一貫して用いられてきた。
関連ノード
参考文献
- Nicholas Culpeper, Culpeper’s Complete Herbal, 1653(近年版: Wordsworth Editions, 1995). — 占星術的薬草学における惑星対応の一次資料
- Margaret Baker, Discovering the Folklore of Plants, 3rd ed., Shire Publications, 2001. — 西洋の植物民俗誌の標準的概説書