辞典 / 神話

ディオスクーロイ(カストルとポルックス)


視点: 神話 / 宗教 / 西洋占星術
テーマ: ギリシャ神話

概要

ディオスクーロイ(古代ギリシャ語: Διόσκουροι、「ゼウスの息子たち」の意)は、カストルとポルックス(ポリュデウケース)の双子兄弟を指すギリシャ神話上の呼称。黄道十二宮の双子座(双子座)の由来とされる神話。

ルーベンス『レウキッポスの娘たちの略奪』(アルテ・ピナコテーク、1618年頃)。カストルとポルックスが馬上からレウキッポスの娘たちをさらう場面
ペーテル・パウル・ルーベンス『レウキッポスの娘たちの略奪』(アルテ・ピナコテーク、1618年頃)。Public domain, via Wikimedia Commons

語源

「ディオスクーロイ」はゼウス(ゼウス)を意味する「ディオス」と「息子」を意味する「クーロイ」の合成語。

歴史

古代ギリシャ・ローマ世界を通じて、船乗りの守護神として広く信仰された。ローマではカストルとポルックスの神殿がフォロ・ロマーノに建てられるなど、国家的な信仰の対象でもあった。

各伝統における意味

ギリシャ神話

母はレダーとされるが、父については異伝があり、一方(多くの伝承ではポルックス)はゼウスの子、もう一方(カストル)は人間の王テュンダレオースの子とする「片方だけ不死」という筋書きが広く知られる。不死身のポルックスが、死すべき運命にあった兄弟カストルの死を悲しみ、自らの不死性を分け合うことを願い出た結果、2人は1日おきに冥界と天上を交互に過ごすことになった、あるいは共に星座(双子座)になったとされる。この兄弟愛の物語が、黄道十二宮における双子座の起源神話として語られる。

関連ノード

参考文献

関連ノード(発見の質でグループ化)

隣接の発見