辞典 / 神話

金羊毛


視点: 神話 / 宗教
テーマ: ギリシャ神話

概要

金羊毛は、ギリシャ神話に登場する黄金の羊毛を持つ雄羊(クリュソマロス)の毛皮。イアソン(イアソン)率いるアルゴナウタイの探求譚(アルゴナウティカ)の中心的な目的物として知られる。

ジャン=フランソワ・ド・トロワ『金羊毛の獲得』(ナショナル・ギャラリー ロンドン、1742年)
ジャン=フランソワ・ド・トロワ『金羊毛の獲得』(ナショナル・ギャラリー ロンドン、1742年)。Public domain, via Wikimedia Commons

歴史

古代ギリシャの叙事詩群(現存する完全な形ではロドスのアポロニオス『アルゴナウティカ』、紀元前3世紀)に伝わる神話。黒海沿岸のコルキス(現ジョージア付近)を舞台とすることから、古代ギリシャ人の黒海方面への航海・植民の経験が神話の背景にあるとする説がある。

各伝統における意味

ギリシャ神話

雄羊クリュソマロスは、王の子プリクソスとヘレを救うために神が遣わした空飛ぶ雄羊とされ、コルキスに到着した後、王に捧げられその毛皮が聖なる木に掲げられた。イアソンはこの毛皮を求めて航海に出る。この雄羊が天に上げられ星座になったとする伝承が、黄道十二宮の牡羊座の由来とされる。

文学

ロドスのアポロニオス『アルゴナウティカ』は、この神話を主題とするヘレニズム期の代表的叙事詩。

関連ノード

参考文献

関連ノード(発見の質でグループ化)

隣接の発見