辞典 / 人物

フリーダ・ハリス


視点: タロット / 西洋魔術 / 歴史
テーマ: タロット

概要

フリーダ・ハリス(Lady Frieda Harris、1877年-1962年)は、イギリスの画家。アレイスター・クロウリー(アレイスター・クロウリー)との共同制作により、「トート・タロット」(トート・タロット)全78枚の図版を描いたことで知られる。

歴史

女性の入会を認める形式のフリーメイソン(コ・メイソンリー)に参加していた画家で、1930年代後半にクロウリーと出会い、彼の詳細な指示・対応表に基づきながら、独自の様式(キュビスムや幾何学的構成を取り入れた画風)でトート・タロットの図版を制作した。クロウリーの著書『トートの書』(1944年)はこのデッキの理論的解説書として刊行された。

各伝統における意味

トート・タロットにおける役割

クロウリーが提示した黄金の夜明け団系統の複雑な対応表(惑星・黄道十二宮・生命の木のパス等)を、単なる図解ではなく、幾何学的・抽象的な絵画表現として視覚化した点にハリスの制作上の独自性がある。

共同制作という性格

デッキの理論的枠組みはクロウリーが主導した一方、実際の図像表現・美術的解釈はハリスの手によるものであり、両者の共同作業の産物として位置づけるのが適切である。

美術

トート・タロットの図版は、伝統的なタロット図像の様式から大きく離れた、抽象度の高い幾何学的構成を特徴とする。

現代文化

トート・タロットは、ライダー・ウェイト版と並び現在も広く流通する主要なタロットデッキの一つであり続けている。

関連ノード

参考文献

関連ノード(発見の質でグループ化)

隣接の発見