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ニコラ・フラメル


視点: 錬金術 / 歴史 / 現代文化
テーマ: 錬金術

概要

ニコラ・フラメル(Nicolas Flamel、1330年頃-1418年)は、実在した中世フランスの書籍商・公証人。死後の伝説の中で、賢者の石(賢者の石)を発見し不老不死を得たとされる伝説的錬金術師として広く知られるようになった。

バルタザール・モンコルネによるニコラ・フラメルの銅版画肖像(17世紀)
バルタザール・モンコルネ『ニコラ・フラメルの肖像』(オーストリア国立図書館、17世紀)。実像を伝える同時代史料ではなく、死後に成立した後代の肖像表現。Public domain, via Wikimedia Commons

歴史

同時代史料によれば、フラメルはパリで書籍商・写字生として活動し、妻ペルネルと共に慈善事業(教会・病院への寄進)を行った裕福な市民として記録されている。錬金術師としての伝説は、フラメルの死後、17世紀以降に成立した後代の文献群(『象形寓意の書』など、フラメル自身の著作とは考えられていない)を通じて形成された。

各伝統における意味

実在の歴史的人物として

書籍商・公証人としての記録は、パリの公文書館などに実際に残されており、その生涯自体は比較的よく史料に基づいて再構成できる。

後代の錬金術伝説として

フラメルが謎めいた古文書(アブラハム・ユダヤ人の書とされる)を解読して賢者の石の製法を発見し、妻と共に人工的に金を生成し、さらに不老不死の霊薬を得て今なお生き続けているとする伝説が、近世〜近代にかけて広く流布した。この伝説の史実性を裏付ける同時代史料は存在しない。

文学

『ハリー・ポッターと賢者の石』をはじめ、現代のフィクション作品でもしばしば題材とされる。

現代文化

「賢者の石を発見した錬金術師」の代名詞として、現代のポピュラーカルチャーで最も頻繁に言及される歴史上の錬金術師の一人となっている。

関連ノード

参考文献

関連ノード(発見の質でグループ化)

隣接の発見