辞典 / 惑星

冥王星


視点: 西洋占星術 / 神話 / 歴史
テーマ: 西洋占星術

概要

冥王星は、1930年にアメリカのローウェル天文台でクライド・トンボーによって発見された天体。発見当初は太陽系第9惑星として扱われたが、2006年に国際天文学連合(IAU)の決議により「準惑星」に再分類された。この天文学上の分類変更にもかかわらず、占星術の実践においては、発見以来ほぼ一貫して惑星の一つとして解釈対象に含められ続けている。

レンブラント『プロセルピナの略奪』(ベルリン絵画館、1631年頃)。冥王星の由来となったローマ神話の冥界神プルートー(ギリシャ神話ハデス)を描く
レンブラント・ファン・レイン『プロセルピナの略奪』(ベルリン絵画館、1631年頃)。Public domain, via Wikimedia Commons

語源

ローマ神話の冥界神プルートー(英語 Pluto)に由来する。ギリシャ神話のハデス(ハデス)と同一視される神である。命名は、当時11歳だったイギリスの少女ヴェネチア・バーニーの提案によるとされる。

各伝統における意味

近代占星術における位置づけ

伝統的な7惑星体系が確立された後の発見であるため、黄金の夜明け団が体系化した生命の木・タロットとの対応表には、冥王星の配当は含まれていない(黄金の夜明け団の活動期は冥王星発見の数十年前である)。近代占星術(主に20世紀以降)では、冥王星は変容・権力・死と再生・無意識の深層を象徴する惑星として扱われることが多く、蠍座(蠍座)の近代的支配星とされることがある。これは伝統的な7惑星による支配(蠍座の伝統的支配星は火星)とは別系統の、近代占星術内部の教説である。

天文学上の再分類と占星術実践への影響

2006年のIAUによる準惑星再分類は、太陽系の天体分類という天文学内部の基準(軌道上の支配的位置を占めているか等)に基づく決定であり、占星術における解釈上の重要性とは別の問題である。多くの占星術実践者は、この分類変更後も冥王星を従来通り主要な解釈対象として扱い続けている。

関連ノード

生命の木から見た整理(任意)

本項は本プロジェクト独自の整理モデルであり、歴史的事実の記述ではない。黄金の夜明け団の対応表は7惑星体系の確立後、かつ冥王星発見よりも数十年前に成立した枠組みであり、冥王星への正式な配当は存在しない。

参考文献

関連ノード(発見の質でグループ化)

隣接の発見