辞典 / 儀礼

五芒星の小結界儀式(LBRP)


視点: 西洋魔術 / 歴史
テーマ: 西洋魔術

概要

五芒星の小結界儀式(英語: Lesser Banishing Ritual of the Pentagram、略称LBRP)は、近代西洋儀式魔術における基本的な結界・浄化の儀式。五芒星(五芒星(ペンタグラム))を空間の四方に描き、天使の名を唱えることで、実践空間を浄化し霊的な均衡を確立するとされる。

語源

「Banishing(追い払う)」は、望ましくない霊的影響を空間から排除する意図を表す。「Lesser(小)」は、より複雑な「大結界儀式」と対比した呼称。

歴史

19世紀末、黄金の夜明け団の内部教材として体系化された。カバラ的な神の御名(テトラグラマトン)とヘブライ語の四大天使名(ミカエル、ガブリエル、ラファエル、ウリエル)を組み合わせた構成を持ち、団の教育課程における最初期の実践儀式の一つとして位置づけられた。20世紀にアレイスター・クロウリーらを通じて外部に広く公開され、現代の西洋儀式魔術・ウィッカ系の実践においても基礎儀式として継承されている。

各伝統における意味

黄金の夜明け団における位置づけ

団の内部体系では、実践者が本格的な儀式に入る前に空間と自己を浄化するための、最初に習得すべき基礎儀式とされた。五芒星を東西南北の四方に描き、中央でカバラ十字を組む構成を持つ。

現代の実践者における位置づけ

現代の西洋儀式魔術系の実践者の間では、瞑想や他の儀式の前段として日常的に行う基礎的な浄化儀式として広く継承されている。これは19世紀末の黄金の夜明け団に由来する近代の実践伝統であり、古代からの伝承ではない。

関連ノード

参考文献

関連ノード(発見の質でグループ化)

隣接の発見