概要
ペーテル・パウル・ルーベンス(Peter Paul Rubens、1577年-1640年)は、フランドル・バロック美術を代表する画家。宗教画・神話画・肖像画など幅広い主題を、豊満な人体表現と躍動感あふれる構図で描いたことで知られる。画家としてだけでなく、各国宮廷に仕える外交官としても活躍した。
歴史
アントウェルペンを拠点に大規模な工房を組織し、ヨーロッパ各地の王侯貴族から絵画を依頼される国際的な名声を得た。同時にスペイン領ネーデルラントの外交官としても活動し、複数の国家間交渉に関わったことでも知られる。神話画『パリスの審判』(『パリスの審判』)は生涯に複数のヴァージョンを手がけた主題の一つ。
各伝統における意味
フランドル・バロックの様式
イタリア・ルネサンス・バロックの影響を吸収しつつ、独自の豊満な人体表現・躍動的な構図を発展させ、後のフランドル・オランダ絵画に大きな影響を与えた。
美術
『パリスの審判』のほか、『我が子を食らうサトゥルヌス』(『我が子を食らうサトゥルヌス』(ルーベンス版)、ゴヤとは別バージョン)、『十字架昇架』などが代表作として知られる。
関連ノード
- 『パリスの審判』 — 生涯に複数版を手がけた代表主題
- 『我が子を食らうサトゥルヌス』(ルーベンス版) — 代表作の一つ
参考文献
- Kristin Lohse Belkin, Rubens, Phaidon Press, 1998. — ルーベンス研究の標準的モノグラフ