概要
「上のごとく下も然り(As above, so below)」は、エメラルド・タブレット(エメラルド・タブレット)に記される一節に由来する、ヘルメス思想(ヘルメス思想)を象徴する定式。大宇宙(マクロコスモス)と小宇宙(ミクロコスモス)が相似の構造を持つとする「対応原理」を簡潔に表す。
各伝統における意味
ヘルメス思想・錬金術
天体の運行(マクロコスモス)と人体・物質(ミクロコスモス)が対応関係にあるという考え方は、占星術における惑星と人体各部の対応、錬金術における物質変成と精神的変容の対応など、本プロジェクトが扱う多くの対応表(惑星↔セフィラ、パス↔タロットなど)の思想的背景にある発想として位置づけられる。
哲学
新プラトン主義の「一者からの流出」という宇宙論とも親和性が高いとされる。
関連ノード
- エメラルド・タブレット — 出典とされる文書
- ヘルメス思想 — 上位の伝統
生命の木から見た整理(任意)
本項は本プロジェクト独自の整理モデルであり、歴史的事実の記述ではない。本プロジェクトにおける生命の木・惑星・タロット等の「対応表」全般が、この考え方を思想的背景として共有している(詳細は今後追記)。
参考文献
- Garth Fowden, The Egyptian Hermes: A Historical Approach to the Late Pagan Mind, Cambridge University Press, 1986. — ヘルメス思想史の標準的学術研究
- Brian P. Copenhaver (trans.), Hermetica: The Greek Corpus Hermeticum and the Latin Asclepius, Cambridge University Press, 1992. — ヘルメス文書の標準的学術訳
- Frances A. Yates, Giordano Bruno and the Hermetic Tradition, University of Chicago Press, 1964. — ルネサンス期ヘルメス思想受容史の古典的研究