概要
満月は、月相(月相)の周期において、地球から見た月が太陽のほぼ正反対に位置し、太陽光が当たる面のほぼ全体が地球から見える位相。天文学的には太陽と月が衝(オポジション、オポジション)の状態にあることに相当する。
歴史
満月は古来、明るく夜を照らす特別な夜として、農事暦・宗教儀礼の基準としても重視されてきた。復活祭の日付が「春分後の最初の満月の次の日曜日」と定められているのはその一例である。
各伝統における意味
占星術における意味づけ
現代占星術の実務では、新月から始まった周期が結実・顕在化する時期とされ、物事の達成・気づき・感情の高まりと結び付けられることが多い。この意味づけは占星術という実践体系内部の教説である。
民間伝承における「満月と狂気」
「満月の夜に人間の行動や精神状態が変化する」という民間伝承(英語 lunacy「狂気」の語源にもなった観念)は西洋で古くから広く流布しているが、この関連を裏付ける実証的な科学的根拠は確認されていないというのが現代の学術的見解である。
現代文化
満月をテーマにした現代のオカルト・ホラー文化(人狼伝説など)は、この民間伝承を土台にした後代の文化的展開である。
関連ノード
参考文献
- Demetra George, Finding Our Way Through the Dark, Rev. ed., Association for Traditional Astrology, 2008. — 現代占星術における満月の実務的解釈を扱う代表的著作