辞典 / 概念

ノタリコン


視点: カバラ / 言語学(語源) / 数秘術
テーマ: 数秘術

概要

ノタリコン(Notarikon)は、カバラの文字操作技法の一つで、ある語の各文字を別の語の頭文字(または末尾の文字)とみなして新たな意味を導き出す方法、あるいは逆に文章の各語の頭文字を組み合わせて一語にまとめる方法を指す。ゲマトリア(ゲマトリア)、テムラー(テムラー/ツェルフ)と並んで、中世カバラで体系化された代表的な三技法の一つに数えられる。

語源

語源はラテン語の notarius(速記者、書記)に由来するとされ、速記のように語を短く縮約する、あるいは逆に短い語から長い意味を展開するという操作の性質を表している。

歴史

聖書やタルムードの解釈技法としても部分的に用いられていたが、中世のカバリストたちによってゲマトリア・テムラーと並ぶ体系的な聖書解釈技法として整理された。

各伝統における意味

カバラ

ノタリコンは、聖典の文字面には現れない隠された意味を引き出すための技法とされ、単なる言葉遊びではなく、テクストの表面の下に神的な意味の層が幾重にも重なっているというカバラの世界観そのものを体現する解釈方法として位置づけられている。

参考文献

関連ノード(発見の質でグループ化)

隣接の発見