辞典 / 神格

アスモデウス


視点: 宗教 / 西洋魔術 / 歴史
テーマ: 悪魔

概要

アスモデウスは、旧約聖書外典『トビト記』に登場する悪霊。後代の悪魔学では、七つの大罪のうち「色欲」を司る大悪魔として位置づけられる。

ルイ・ル・ブルトン画、アスモデウスの図版(コラン・ド・プランシー『地獄の辞典』1863年版より)
ルイ・ル・ブルトン画『アスモデウス』(コラン・ド・プランシー『地獄の辞典』1863年版、55頁)。Public domain, via Wikimedia Commons

語源

ペルシャ語(アヴェスター語)の悪の霊 Aeshma daeva(怒りの悪魔)に由来するとする説が有力視される。

歴史

『トビト記』(紀元前2世紀頃成立、カトリック・東方正教会では正典、プロテスタントでは外典)に、サラという女性に取り憑いて7人の夫を次々に殺害する悪霊として登場する。天使ラファエル(ラファエル)の助言により、主人公トビアがこの悪霊を撃退する物語が展開される。

各伝統における意味

『トビト記』における記述

サラへの執着から歴代の夫を殺す悪霊として描かれ、魚の心臓と肝臓を焼く煙によって撃退されるという、民間信仰的な要素を含む逸話が伝わる。

中世〜近世の悪魔学

七つの大罪の「色欲」を司る大悪魔として体系化され、『アルス・ゴエティア』(アルス・ゴエティア)にも72柱の悪魔の一柱として記載される。

関連ノード

参考文献

関連ノード(発見の質でグループ化)

隣接の発見