辞典 / 神格

大天使ラファエル


視点: 宗教 / 西洋美術
テーマ: 天使

概要

ラファエル(ヘブライ語: רָפָאֵל ラファエル、「神は癒し給う」の意)は、旧約聖書外典『トビト記』に登場する大天使。癒しと旅の守護を司るとされる。

ティツィアーノ『大天使ラファエルとトビアス』(アカデミア美術館、ヴェネツィア、1512年-1514年頃)
ティツィアーノ『大天使ラファエルとトビアス』(アカデミア美術館、ヴェネツィア、1512年-1514年頃)。Public domain, via Wikimedia Commons

語源

רָפָאֵל は「癒す(רָפָא)」と「神(אֵל)」を組み合わせた名とされる。

歴史

正典としての扱いはユダヤ教・プロテスタントでは外典(アポクリファ)とされる『トビト記』にのみ登場し、カトリック・東方正教会では第二正典として扱われる。この経典上の扱いの違いから、ラファエルは伝統によって権威づけが異なる大天使である。

各伝統における意味

『トビト記』における物語

盲目になった父を持つ青年トビアの旅に同行し、サラに取り憑いた悪霊アスモデウス(アスモデウス)を退け、魚の内臓を使った薬で父の目を治す役割を担う。この物語から「癒し」と「旅人の守護」を司る天使とされる。

教派間の扱いの相違

カトリック・正教会では公式に崇敬される大天使の一人だが、『トビト記』を正典として認めないプロテスタント諸派、およびユダヤ教では、ミカエル・ガブリエルほど確立した位置づけを持たない。

美術

トビアと連れ立って旅する姿(「トビアと天使」の画題)がルネサンス期に多く描かれた。

関連ノード

生命の木から見た整理(任意)

本項は本プロジェクト独自の整理モデルであり、歴史的事実の記述ではない。(詳細は今後追記)

参考文献

関連ノード(発見の質でグループ化)

文脈の発見

隣接の発見