辞典 / 神格

大天使ウリエル


視点: 宗教
テーマ: 天使

概要

ウリエル(ヘブライ語: אוּרִיאֵל ウリエル、「神は我が光」の意)は、ユダヤ教・キリスト教の外典文献に登場する大天使。4大天使(ミカエル(大天使ミカエル)・ガブリエル・ラファエル(大天使ラファエル)・ウリエル)の一人に数えられることが多いが、正典上の扱いはミカエル・ガブリエルに比べて弱い。

レオナルド・ダ・ヴィンチ『岩窟の聖母』(ルーヴル美術館、1483年-1486年頃)。伝統的にウリエルと同定される天使が描かれる
レオナルド・ダ・ヴィンチ『岩窟の聖母』(ルーヴル美術館、1483年-1486年頃)。画中の天使は伝統的にウリエルと同定される。Public domain, via Wikimedia Commons

語源

אוּרִיאֵל は「光・炎(אוּר)」と「神(אֵל)」を組み合わせた名とされる。

歴史

正典聖書には登場せず、旧約聖書外典『エズラ記(ラテン語エズラ記第4巻、2エズラ記)』や、旧約偽典『エノク書』(『エノク書』)に登場する。『エノク書』では四大天使の一人として、地上の霊的な事柄や冥界を司る役割が描かれる。

各伝統における意味

外典・偽典文献

『2エズラ記』では、預言者エズラの疑問に答える解説役の天使として登場する。『エノク書』の伝承では、光・啓示を司る天使とされる。

教派間の扱いの相違

正典としての典拠を欠くため、カトリック教会は公式にはウリエルへの崇敬を認めておらず、ミカエル・ガブリエル・ラファエルの3大天使のみを公認する立場を取る(1994年のバチカンの指針)。一方、東方正教会や一部の伝統ではウリエルを含む4大天使、あるいはそれ以上の大天使を認める。

文学

『エノク書』は死海文書にも断片が発見されており、初期ユダヤ教黙示文学の重要な資料とされる。

関連ノード

生命の木から見た整理(任意)

本項は本プロジェクト独自の整理モデルであり、歴史的事実の記述ではない。(詳細は今後追記)

参考文献

関連ノード(発見の質でグループ化)

文脈の発見

隣接の発見