辞典 / 神格

ヘファイストス


視点: 神話 / 宗教 / 西洋美術
テーマ: ギリシャ神話

概要

ヘファイストス(古代ギリシャ語: Ἥφαιστος)はギリシャ神話における火・鍛冶・工芸を司る神。オリュンポス十二神の一柱でありながら、他の神々と異なり足に障害を持つ姿で描かれる特異な神格。ローマ神話のウゥルカーヌス(Vulcanus、英語 volcano=火山の由来)と同一視される。

ディエゴ・ベラスケス『ウゥルカーヌスの鍛冶場』(プラド美術館、1630年)
ディエゴ・ベラスケス『ウゥルカーヌスの鍛冶場』(プラド美術館、1630年)。Public domain, via Wikimedia Commons

語源

Ἥφαιστος の語源には諸説あり、確定した定説はない。

歴史

古代ギリシャでは職人・鍛冶師の守護神として、特にアテナイの職人層から篤く信仰された。

各伝統における意味

ギリシャ神話

出生については複数の異伝があり、ゼウス(ゼウス)とヘラの子とする伝承と、ヘラが単独で(ゼウスへの対抗心から)生んだとする伝承がある。生まれつき、あるいは幼少期にオリュンポスから投げ落とされたことで足に障害を負ったとされる。神々の武具や宮殿を作る鍛冶の神として、ゼウスの雷霆やアキレウスの武具など、数多くの神話的な工芸品の製作者として登場する。

結婚神話

美の女神アプロディーテ(アプロディーテ)を妻とする神話が広く知られるが、この組み合わせ(醜い鍛冶の神と最も美しい女神)は古代からしばしば対比的に語られ、アプロディーテの不貞(特に軍神アレスとの関係)を扱う神話とセットで伝えられることが多い。

美術

金床・槌・火ばさみなどの鍛冶道具を伴う姿で描かれる。

関連ノード

参考文献

関連ノード(発見の質でグループ化)

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