辞典 / 神格

アプロディーテ


視点: 神話 / 宗教 / 西洋占星術
テーマ: ギリシャ神話

概要

アプロディーテ(古代ギリシャ語: Ἀφροδίτη)はギリシャ神話における愛と美の女神。ローマ神話の女神ウェヌス(ウェヌス金星の由来となった神)と同一視される。

ティツィアーノ『ヴィーナス・アナディオメネ(海から上がるヴィーナス)』(スコットランド国立美術館、1520年頃)
ティツィアーノ『ヴィーナス・アナディオメネ(海から上がるヴィーナス)』(スコットランド国立美術館、1520年頃)。Public domain, via Wikimedia Commons

語源

Ἀφροδίτη の語源には、ギリシャ語「泡(アプロス、ἀφρός)」に由来するという民間語源(ヘシオドス『神統記』(『神統記』)に見える、海の泡から生まれたとする神話に基づく)と、それ以前の非ギリシャ語起源を想定する説がある。

歴史

キプロス島との結び付きが古くから強く(「キプリス」の異名でも呼ばれる)、地中海東岸由来の豊穣女神信仰との関連が指摘される。

各伝統における意味

ギリシャ神話

ヘシオドス『神統記』(『神統記』)では、天空神ウラノス(ウラノス)の切断された性器が海に落ち、その泡から生まれたとされる(この誕生の場面はサンドロ・ボッティチェリ『ヴィーナスの誕生』(『ヴィーナスの誕生』)の主題としても知られる)。ホメロス叙事詩など他の伝承では、ゼウスとディオネの娘とされる系譜もあり、出自についても複数の伝承が並立する。

カリテスとの随伴関係

優美・魅力を司る三姉妹の女神カリテス(カリテス(優美の三女神))を随伴者として伴う姿でしばしば描かれ、アプロディーテの美を視覚的に増幅する役割を果たした。

ローマ神話

ローマ神話の女神ウェヌス(ウェヌス)と同一視され、この名がそのまま英語の惑星名 Venus(金星)の由来となった。

関連ノード

参考文献

関連ノード(発見の質でグループ化)

文脈の発見

隣接の発見