辞典 / 象徴

薔薇


視点: 象徴 / 宗教 / 西洋魔術 / ヘルメス思想 / 西洋美術
テーマ: 図像学

概要

美・愛・秘密を象徴する花。西洋魔術・ヘルメス思想の文脈では「薔薇十字」の名にも使われる中心的モチーフである。

シュテファン・ロッホナー『薔薇垣の聖母』
シュテファン・ロッホナー『薔薇垣の聖母』(1440年頃、ヴァルラフ・リヒャルツ美術館)。聖母マリアを棘のない薔薇に囲まれた姿で描く。Public domain, via Wikimedia Commons

歴史

古代ギリシャ・ローマから愛の女神(アプロディーテ(アプロディーテ)/ウェヌス(ウェヌス))に結び付けられてきた。ヨーロッパでは秘密裏の会話・約束を意味する「sub rosa(薔薇の下で)」という成句が中世以降用いられ、薔薇と秘密の結びつきは古い。

各伝統における意味

キリスト教

聖母マリア(聖母マリア)の象徴(「棘のない薔薇」)として、中世キリスト教美術で頻繁に用いられた。

薔薇十字思想(ヘルメス思想・西洋魔術)

17世紀初頭のドイツで匿名文書として登場した薔薇十字思想(ローゼンクロイツ)では、薔薇は十字架と組み合わされ、秘教的な知の象徴として用いられる。これは古代からの「愛の象徴としての薔薇」とは別系統の、近世ヨーロッパにおける再解釈である。

関連ノード

生命の木から見た整理(任意)

本項は本プロジェクト独自の整理モデルであり、歴史的事実の記述ではない。(詳細は今後追記)

参考文献

関連ノード(発見の質でグループ化)

隣接の発見