辞典 / 概念

ワームウッド


視点: 西洋占星術 / 西洋魔術 / 宗教 / 歴史
テーマ: 薬草学

概要

ワームウッド(ニガヨモギ、学名 Artemisia absinthium)は、強い苦味で知られる植物。西洋薬草学では火星(火星)に支配される植物とされ、聖書では苦難・裁きの比喩としても言及される。

語源

「ワームウッド(Wormwood)」は、駆虫薬としての用途(虫下し)に由来する語とされる。

歴史

古代から強壮・駆虫の薬草として用いられた。19世紀にはこの植物から作られる蒸留酒「アブサン」が流行したが、含有成分(ツヨン)の神経毒性への懸念から一時的に多くの国で製造・販売が禁止された。

各伝統における意味

占星術的薬草学

火星に支配される植物とされ、その苦味・強い性質から、火星の攻撃的・浄化的な性質と結び付けられた。

聖書における比喩

旧約聖書(申命記29章、箴言5章など)では、その苦味ゆえに「苦難・裁き・不実」の比喩として繰り返し用いられる。新約聖書のヨハネの黙示録(ヨハネの黙示録)8章11節では、天から落ちる星の名として「苦よもぎ(ワームウッド)」が登場し、この星が落ちた水を飲んだ多くの人が死んだとされる。

文学

19世紀末〜20世紀初頭のフランス文学・美術(アブサンを巡る文化)にも大きな影響を与えた。

関連ノード

参考文献

関連ノード(発見の質でグループ化)

対応の発見

隣接の発見