概要
ペガソスは、ギリシャ神話に登場する翼を持つ白い神馬。メドゥーサ(メドゥーサ)が討たれた際、その血から生まれたとされる。
各伝統における意味
ギリシャ神話
英雄ベレロフォンがペガソスに乗ってキマイラを退治した物語が特に著名。後代の図像伝統では、メドゥーサ討伐で名高いペルセウス(ペルセウスとアンドロメダ)の物語と混同・結合され、ペルセウスがペガソスに乗る図像が広まったが、古典期の伝承ではペガソスとペルセウスの直接の関わりは薄い。蹄で岩を蹴った跡から詩的霊感の泉「ヒッポクレネ」が湧き出たとする伝承もあり、詩神ムーサたちと結び付けられる。
星座神話としての位置づけ
現在の88星座の一つ「ペガスス座」の由来となっている。
文学
「ペガソスに乗る」という表現は、後世の西洋文学で詩的インスピレーションの比喩としてしばしば用いられる。
関連ノード
- メドゥーサ — ペガソスが生まれた由来となった存在
- ペルセウスとアンドロメダ — 後代の図像伝統でしばしば結び付けられる物語
参考文献
- Timothy Gantz, Early Greek Myth: A Guide to Literary and Artistic Sources, Johns Hopkins University Press, 1993. — 各神話の異伝を古典文献に即して整理した標準的資料集
- Ian Ridpath, Star Tales, revised ed., Lutterworth Press, 2018. — ギリシャ星座神話と現代の88星座の対応を扱う標準的参照文献