辞典 / 神話

メドゥーサ


視点: 神話 / 西洋美術 / 心理学
テーマ: ギリシャ神話

概要

メドゥーサは、ギリシャ神話に登場する三姉妹の怪物「ゴルゴン」の一人。見る者を石に変える力を持つ髪が蛇である女性として描かれる。英雄ペルセウス(ペルセウスとアンドロメダ)に討たれたことで特に知られる。

カラヴァッジョ『メドゥーサ』(ウフィツィ美術館、1597年頃)
カラヴァッジョ『メドゥーサ』(ウフィツィ美術館、1597年頃)。Public domain, via Wikimedia Commons

歴史

古い伝承では3姉妹のゴルゴンのうち唯一メドゥーサだけが不死ではなく殺害可能とされる。オウィディウス『変身物語』(『変身物語』)では、元は美しい乙女であったがアテナ(アテナ)の神殿でポセイドンに凌辱され、それに怒ったアテナによって蛇の髪に変えられたとする後代の異伝が伝わる。

各伝統における意味

ギリシャ神話

ペルセウスに討たれたメドゥーサの首は、盾(アイギス)に取り付けられてアテナに献上されたとされ、アテナの図像上の重要な持物となった。

深層心理学的解釈

フロイト(ジークムント・フロイト)は論考「メドゥーサの首」(1922年、死後出版)で、メドゥーサの図像を去勢不安の象徴として精神分析的に解釈した。これは近代の心理学的解釈であり、古代ギリシャ人自身が意図した意味とは区別する必要がある。

美術

カラヴァッジョの『メドゥーサ』(1597年頃)、ベンヴェヌート・チェッリーニの彫刻『ペルセウス』(メドゥーサの首を掲げる像、1554年)などが著名。個別作品は今後ノード化する。

文学

オウィディウス『変身物語』が異伝を含む主要な古典文献。

心理学

上記フロイトの解釈のほか、「メドゥーサの視線」は現代の批評理論でも比喩として言及される。

関連ノード

参考文献

関連ノード(発見の質でグループ化)

隣接の発見