概要
ガニュメーデース(古代ギリシャ語: Γανυμήδης)はギリシャ神話に登場するトロイアの美少年。ゼウス(ゼウス)に連れ去られ、神々に酒を注ぐ給仕役にされたとされる神話が、黄道十二宮の水瓶座(水瓶座)の由来とされる。
語源
Γανυμήδης の語源には「輝きを喜ぶ者」を意味するという説などがあるが、確定した定説はない。
各伝統における意味
ギリシャ神話
ゼウスがガニュメーデースの美しさに心を奪われ、鷲(あるいは鷲に変身したゼウス自身)に彼をさらわせ、オリュンポスへ連れて行き、神々に酒を注ぐ役目を与えたとされる。この神話は古代ギリシャにおける男性間の関係(少年愛、パイデラスティア)の神話的先例としてもしばしば言及される。
水瓶座の由来神話
水瓶(酒を注ぐ器)を持つガニュメーデースの姿が、水瓶座の図像の由来とされる。
美術
鷲にさらわれるガニュメーデース、あるいは水瓶を持つ姿は、古代から近世に至るまで西洋美術で繰り返し描かれた主題。
関連ノード
参考文献
- Walter Burkert, Greek Religion, trans. John Raffan, Harvard University Press, 1985. — ギリシャ宗教研究の標準的学術文献
- Timothy Gantz, Early Greek Myth: A Guide to Literary and Artistic Sources, Johns Hopkins University Press, 1993. — 各神話の異伝を古典文献に即して整理した標準的資料集