概要
ジョーゼフ・キャンベル(Joseph Campbell、1904年-1987年)は、アメリカの比較神話学者。世界各地の神話・英雄物語に共通する構造を「モノミス(単一神話)」として抽出し、「英雄の旅」(英雄の旅)という枠組みで提示した1949年の著作で広く知られる。
歴史
キャンベルは、地域も時代も異なる神話に繰り返し現れる共通のパターンに注目し、カール・ユング(カール・ユング)の元型概念を比較神話学に応用する形で、この枠組みを組み立てた。「英雄の旅」の構造は、後に映画・小説など現代の物語制作の分野にも広く応用され、神話研究の枠を超えて影響を与えている。
各伝統における意味
比較神話学における位置づけ
キャンベルの手法は、個々の神話をその文化的文脈から切り離し、構造的な共通パターンとして抽出する点に特徴がある。この方法は、一つの神話をその生まれた文脈の中で読み解こうとする立場からは、しばしば批判的に検討される対象でもある。
参考文献
- Joseph Campbell, The Hero with a Thousand Faces, Bollingen Series XVII, Pantheon Books, 1949. — 「モノミス」「英雄の旅」概念を提示したキャンベルの代表作そのもの
- Stephen Larsen, Robin Larsen, Joseph Campbell: A Fire in the Mind, Doubleday, 1991. — キャンベル本人の資料への直接アクセスに基づく公認伝記