概要
レオナルド・ダ・ヴィンチ(Leonardo da Vinci、1452年-1519年)は、盛期ルネサンスを代表するイタリアの画家・博学者。ミケランジェロ、ラファエロ(ラファエロ・サンティ)と並ぶ「盛期ルネサンス三大巨匠」の一人とされる。絵画のほか、解剖学・工学・建築など幅広い分野に関心を寄せた。
歴史
フィレンツェ近郊のヴィンチ村に生まれ、フィレンツェで画家アンドレア・デル・ヴェロッキオに師事した。晩年はフランス国王フランソワ1世の招きによりフランスで過ごし、同地で没した。
各伝統における意味
『最後の晩餐』
ミラノのサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会の壁画『最後の晩餐』(最後の晩餐、1495年-1498年頃)が代表作の一つ。伝統的なフレスコ技法ではなく実験的な技法(乾いた漆喰にテンペラ・油彩を重ねる方式)で制作されたため、完成後まもなくから劣化が進行したことでも知られる。
ウィトルウィウス的人体図
古代ローマの建築家ウィトルウィウスが著書『建築十書』で示した人体比例論に基づき、円と正方形に内接する人体を描いた素描「ウィトルウィウス的人体図」(1490年頃)は、5(5)という数と人体の関係が語られる際にしばしば言及される。
受胎告知の主題
フラ・アンジェリコ、ボッティチェリらとともに、大天使ガブリエル(ガブリエル)による受胎告知の場面を描いた画家の一人でもある。
美術
『モナ・リザ』をはじめ、西洋美術史上最も広く知られる作品群を残した。ラファエロ『アテナイの学堂』(『アテナイの学堂』)の中心人物の一人(プラトン)の顔には、レオナルドの容貌が反映されているとする解釈もある。
現代文化
『最後の晩餐』の構図(人物が横一列に並ぶ配置)は、後世のパロディ・オマージュ表現の定型として大衆文化で繰り返し引用されている。
関連ノード
- ラファエロ・サンティ — 盛期ルネサンス三大巨匠として並び称される画家
- 最後の晩餐 — 代表作の主題
- ガブリエル — 受胎告知の主題で描いた大天使
- 5 — ウィトルウィウス的人体図で言及される数
- 『アテナイの学堂』 — 容貌が反映されているとする解釈がある図像プログラム
参考文献
- Martin Kemp, Leonardo da Vinci: The Marvellous Works of Nature and Man, rev. ed., Oxford University Press, 2006. — レオナルド・ダ・ヴィンチ研究の標準的学術文献
- Ross King, Leonardo and the Last Supper, Bloomsbury, 2012. — 『最後の晩餐』の制作過程を扱う研究書