概要
海王星は、1846年に発見された惑星。天王星の軌道の乱れから、フランスのユルバン・ルヴェリエとイギリスのジョン・クーチ・アダムズがそれぞれ独立に理論的な位置を予測し、ドイツの天文学者ヨハン・ガレがその予測位置の観測により発見を確認した。数学的予測に基づいて発見された最初の惑星として知られる。
語源
ローマ神話の海神ネプトゥーヌス(英語 Neptune)に由来する。ギリシャ神話のポセイドン(ポセイドン)と同一視される神である。
各伝統における意味
近代占星術における位置づけ
伝統的な7惑星体系が確立された後の発見であるため、黄金の夜明け団が体系化した生命の木・タロットとの対応表には、海王星の配当は含まれていない。近代占星術(主に20世紀以降)では、海王星は夢・幻想・霊性・境界の融解を象徴する惑星として扱われることが多く、魚座(魚座)の近代的支配星とされることがある。これは伝統的な7惑星による支配(魚座の伝統的支配星は木星)とは別系統の、近代占星術内部の教説である。
占星術と天文学の区別
海王星が占星術上の解釈対象として扱われることと、天文学上の惑星としての海王星の性質(太陽系第8惑星、氷巨星)は、扱う次元が異なる別の話題である点に注意する必要がある。
関連ノード
生命の木から見た整理(任意)
本項は本プロジェクト独自の整理モデルであり、歴史的事実の記述ではない。黄金の夜明け団の対応表は7惑星体系の確立後に成立した近代の海王星発見以前の枠組みであり、海王星への正式な配当は存在しない。
参考文献
- Nicholas Campion, A History of Western Astrology, Volume II: The Medieval and Modern Worlds, Continuum, 2009. — 近代占星術における新惑星の受容を扱う学術研究
- Michael Hoskin (ed.), The Cambridge Illustrated History of Astronomy, Cambridge University Press, 1997. — 海王星発見の天文学史的経緯を扱う標準的概説書