概要
ポセイドン(古代ギリシャ語: Ποσειδῶν)はギリシャ神話における海・地震・馬を司る神。オリュンポス十二神の一柱で、ゼウス(ゼウス)・ハデス(ハデス)の兄弟にあたる。ローマ神話のネプトゥーヌス(Neptune、英語 Neptune=海王星の由来)と同一視される。
語源
Ποσειδῶν の語源には諸説あり、確定した定説はない。
歴史
ミケーネ文明期の線文字B文書に既にポセイドンに相当する神名の記録があるとされ、ゼウスと並んで古い層に属する神格と考えられている。海洋国家であった古代ギリシャ世界において、航海の安全を左右する重要な神として広く信仰された。
各伝統における意味
ギリシャ神話
ティーターン神族クロノス(クロノス)とレイア(レイア)の子。三兄弟(ゼウス・ハデス・ポセイドン)によるくじ引きで天空・冥界・海の支配権が分けられたとされ、ポセイドンは海の支配権を得た。三叉の矛(トライデント)を武器とし、怒ると地震や暴風を引き起こすとされる。馬の創造者・守護神としての性格も持つ。
美術
三叉の矛を持ち、しばしば海馬(ヒッポカムポス)が引く戦車に乗る姿で描かれる。
関連ノード
参考文献
- Walter Burkert, Greek Religion, trans. John Raffan, Harvard University Press, 1985. — ギリシャ宗教研究の標準的学術文献
- Timothy Gantz, Early Greek Myth: A Guide to Literary and Artistic Sources, Johns Hopkins University Press, 1993. — 各神話の異伝を古典文献に即して整理した標準的資料集