辞典 / 神格

デメテル


視点: 神話 / 宗教 / 西洋美術
テーマ: ギリシャ神話

概要

デメテル(古代ギリシャ語: Δημήτηρ)はギリシャ神話における豊穣・農耕(特に穀物)の女神。娘ペルセポネー(ペルセポネ)を巡る神話は、四季の移り変わりの起源譚として、また「エレウシスの秘儀」という古代の秘教的儀礼の中心神話として重要視された。ローマ神話のケレース(Ceres、英語 cereal=穀物の由来)と同一視される。

エヴリン・ド・モーガン『ペルセポネーを嘆くデメテル』(1906年)。麦の穂を髪に飾り、娘の不在を嘆く女神の姿
エヴリン・ド・モーガン『ペルセポネーを嘆くデメテル』(ド・モーガン・コレクション、1906年)。Public domain, via Wikimedia Commons

語源

Δημήτηρ の語源は「大地の母」を意味するとする説が有力だが、確定した定説ではない。

歴史

古代アッティカ地方のエレウシスで行われた秘密の入信儀礼「エレウシスの秘儀」は、デメテルとペルセポネーの神話を中心とし、古代ギリシャ・ローマ世界で1000年以上にわたって続いた重要な宗教的伝統だった。儀礼の内容は参加者に固く秘匿されており、詳細は現在も学術的に十分には解明されていない。

各伝統における意味

ギリシャ神話

娘ペルセポネーがハデス(ハデス)に冥界へさらわれた際、悲しみのあまり大地の実りを止め、世界を飢饉に陥れたとされる。ゼウス(ゼウス)の仲裁により、ペルセポネーが1年のうち一定期間は冥界で、残りは地上でデメテルと過ごすことになったという取り決めが結ばれ、これが季節の巡り(冬=ペルセポネーの不在期)の起源として語られる。

農耕神としての性格

古代ギリシャ社会において、穀物の豊凶を直接左右する神として、日常的な農耕儀礼の対象でもあった。

関連ノード

参考文献

関連ノード(発見の質でグループ化)

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