辞典 / 象徴


視点: 象徴 / 宗教 / タロット
テーマ: 図像学

概要

棺は、死・終焉を直接的に示す図像であると同時に、埋葬という通過儀礼を経た先の変容・復活を暗示する両義的なモチーフ。タロットの「死神」(死神)カードが象徴する「文字通りの死ではなく終わりと始まり」という主題と重なる。

カラヴァッジョ『キリストの埋葬』(ヴァチカン絵画館、1602年-1603年頃)
カラヴァッジョ『キリストの埋葬』(ヴァチカン絵画館、1602年-1603年頃)。Public domain, via Wikimedia Commons

各伝統における意味

古代エジプト

古代エジプトのミイラ化と副葬品を伴う埋葬儀礼は、死後の再生・来世での存続という宗教的信仰と結び付いており、棺(石棺・人型棺)はこの信仰を体現する中心的な道具であった。

キリスト教

キリスト教では、埋葬は最後の審判における復活を待つ状態と位置づけられ、棺は単なる終焉ではなく、来るべき復活への通過点として宗教的に意味づけられる。

タロット・ルノルマンカード

タロットの「死神」カードが終焉と再生・変容を象徴するとされるのと同様に、ルノルマンカード(ルノルマンカード)における棺のカードも、文字通りの死だけでなく、大きな変化・停滞していた物事の終わりを象徴するとされることが多い。

関連ノード

参考文献

関連ノード(発見の質でグループ化)

隣接の発見