概要
能動的想像法は、カール・グスタフ・ユング(カール・ユング)が提唱した分析心理学の技法。夢や空想のイメージに意識的・能動的に関わり、無意識との対話を試みる方法とされる。
歴史
ユングが自身の内的体験(フロイト(ジークムント・フロイト)との決別後の心理的危機の時期、後に『赤の書』として公刊された記録に残されている)を通じて発展させた技法とされる。
各伝統における意味
ユング心理学
単に夢を分析的に「解釈」するのではなく、夢や自発的に浮かぶイメージに意識を向け、それと能動的に対話・関与することで、無意識の内容を意識化し個性化過程(個性化)を促進する技法とされる。これは古代の夢占い(夢占い・夢分析)のように未来を予知する目的ではなく、心的統合を目的とする点で異なる。
関連ノード
- カール・ユング — 提唱者
- 夢占い・夢分析 — 上位の概念ノード
- ジークムント・フロイト — ユングが決別した後にこの技法を発展させた契機となった人物
- 個性化 — この技法が促進するとされる過程
参考文献
- C.G. Jung, The Red Book: Liber Novus, ed. Sonu Shamdasani, W.W. Norton, 2009. — 能動的想像法の実践記録
- C.G. Jung, Psychology and Alchemy, Collected Works Vol. 12, 2nd ed., Princeton University Press, 1968. — 錬金術の心理学的再解釈の代表作
- C.G. Jung, Symbols of Transformation, Collected Works Vol. 5, 2nd ed., Princeton University Press, 1967. — 神話・象徴の心理学的解釈を展開した著作