概要
数の6は、自身を除く約数の和(1+2+3)が自分自身と等しくなる最小の「完全数」として、古代より特別視されてきた数。均衡・調和を象徴する。
歴史
「完全数」という概念自体は、ユークリッド『原論』第9巻で数学的に定義されており、ピタゴラス派の数論とも関連づけて論じられることが多い。
各伝統における意味
完全数としての性質
自身の約数の和がその数自身と等しくなる数(6の場合、1・2・3の和が6)を「完全数」と呼び、6はその最小の例である。次の完全数は28であり、完全数は自然数の中でも希少である。
西洋占星術のアスペクトとの関連
円を6等分する角度は、占星術のアスペクトにおけるセクスタイル(セクスタイル(六分))に対応する。
六芒星
2つの正三角形を重ねた六芒星(六芒星(ヘキサグラム))は、ユダヤ教の象徴「ダビデの星」としても知られる図像で、6という数と関連づけて語られることがあるが、この図像の宗教的・歴史的背景はピタゴラス派の数論とは別系統の伝統に属する。
現代の通俗的数秘術
現代の大衆的な数秘術では、6は「調和」「責任」「家庭」などの性格を象徴するとされることが多い。
関連ノード
- ペンタクルの6 — 対応する小アルカナ数札(ペンタクルのスート)
- ソードの6 — 対応する小アルカナ数札(剣のスート)
- カップの6 — 対応する小アルカナ数札(杯のスート)
- ワンドの6 — 対応する小アルカナ数札(杖のスート)
- 数秘術 — 上位の伝統
- セクスタイル(六分) — 円を6等分する角度に対応するアスペクト
- 六芒星(ヘキサグラム) — 2つの正三角形からなる、6という数と関連づけられる図像
参考文献
- Walter Burkert, Lore and Science in Ancient Pythagoreanism, trans. Edwin L. Minar, Harvard University Press, 1972. — ピタゴラス派の数論研究の標準的学術文献
- Christopher Butler, Number Symbolism, Routledge & Kegan Paul, 1970. — 西洋文化における数象徴の歴史を扱う標準的研究