辞典 / 概念

第一質料


視点: 錬金術 / 哲学 / ヘルメス思想
テーマ: 錬金術

概要

第一質料(ラテン語: Prima Materia)は、錬金術(錬金術)における変成過程の出発点とされる、いまだ形を持たない根源的な物質・原初の混沌状態を指す概念。

歴史

概念的な起源はアリストテレスの質料形相論(あらゆる物質は「質料(ヒュレー)」と「形相(エイドス)」から成るとする自然哲学)に遡るとされる。錬金術師たちはこのアリストテレス哲学の概念を独自に発展させ、大いなる業(大いなる業)の出発点として位置づけた。

各伝統における意味

錬金術内部の教説

第一質料が具体的にどのような物質を指すかについては錬金術師によって記述が大きく異なり(鉛、水銀、混沌そのものの比喩など)、統一的な定義は存在しない。

哲学

アリストテレスの原義における質料は、あらゆる物の潜在的な素材という抽象的な哲学概念であり、錬金術における「特定の物質」としての用法とは層が異なる。

関連ノード

参考文献

関連ノード(発見の質でグループ化)

隣接の発見