概要
ターム(term、「エジプシャン・タームズ」とも呼ばれる)は、黄道十二宮(黄道十二宮)の各サイン30度を、不均等な幅の5つの度数範囲に分割し、それぞれに異なる惑星(太陽・月を除く伝統的5惑星)が副次的な支配権を持つとする、ディグニティの段階的体系の一つ。
語源
英語 term はラテン語 terminus(「境界」の意)に由来する。
歴史
「エジプシャン・タームズ」という異称が示す通り、古代エジプト起源とする説が伝統的占星術文献の中に見られるが、正確な起源は学術的に確定していない。ヘレニズム期の占星術文献には既にこの体系が記録されている。
各伝統における意味
占星術
各サインの5つのタームは、デカン(デカン、10度ずつの均等な3分割)とは異なり、不均等な度数幅を持つ点が特徴とされる。配当される5惑星の組み合わせ・度数幅は、古代の文献(プトレマイオス版とその他の版が並立する)によって異なり、単一の統一された体系があるわけではない。
関連ノード
参考文献
- Ptolemy, Tetrabiblos, trans. F.E. Robbins, Loeb Classical Library, Harvard University Press, 1940(原著2世紀頃). — ターム論(プトレマイオス版)に関連する記述を含む古典的一次資料
- Benjamin N. Dykes (trans.), Introductions to Traditional Astrology: Abu Ma’shar & Al-Qabisi, Cazimi Press, 2010. — 中世アラビア語圏における体系化を伝える標準的英訳・注釈