辞典 / 象徴

十字架


視点: 象徴 / 宗教 / 西洋魔術 / ヘルメス思想
テーマ: 図像学

概要

キリスト教における最重要象徴であると同時に、キリスト教成立以前から幾何学的な普遍図形として様々な文化圏で用いられてきた図像。

マティアス・グリューネヴァルト『磔刑』(イーゼンハイム祭壇画中央パネル、1512年-1516年頃)
マティアス・グリューネヴァルト『磔刑』(イーゼンハイム祭壇画中央パネル、アンテルリンデン美術館、1512年-1516年頃)。Public domain, via Wikimedia Commons

歴史

十字型の図像自体は古代エジプトのアンク(生命の象徴)など、キリスト教以前から世界各地に存在する。キリスト教における十字架の意味づけは、イエス・キリスト(イエス・キリスト)の磔刑(磔刑)という特定の歴史的出来事に由来する後発的なものである。この2つの層を混同しないことが重要。

各伝統における意味

キリスト教

処刑の道具であった十字架が、後に信仰そのものを表す象徴に転化した。初期キリスト教では迫害を避けるため魚の図像(イクトゥス)が代用されることもあり、十字架が主要な公的シンボルとして定着したのは4世紀のコンスタンティヌス帝以降とされる。

西洋魔術・ヘルメス思想

四方位・四元素(四元素)を表す図形として、「エレメンタル・クロス」のように、キリスト教的文脈とは独立した意味づけで用いられる。これは近代オカルティズムによる再利用であり、キリスト教の十字架崇敬とは別系統の解釈である。

ルノルマンカード

ルノルマンカード(ルノルマンカード)では、十字架は試練・重荷・宿命といった、避けがたく受け入れるべき苦難を象徴するカードとして用いられ、キリスト教の贖罪の象徴という背景を素朴に引き継ぎつつも、独立した占術上の意味づけを持つ。

関連ノード

生命の木から見た整理(任意)

本項は本プロジェクト独自の整理モデルであり、歴史的事実の記述ではない。(詳細は今後追記)

参考文献

関連ノード(発見の質でグループ化)

隣接の発見