辞典 / 象徴


視点: 象徴 / 宗教 / タロット / 西洋美術
テーマ: 図像学

概要

塔は、人間の傲慢とその崩壊、あるいは孤立・防御・突発的な変化を象徴する図像として、複数の西洋の伝統に繰り返し現れるモチーフ。旧約聖書のバベルの塔(バベルの塔)神話とタロットの「塔」()カードが特によく知られる。

ピーテル・ブリューゲル(父)『バベルの塔』(1563年、ウィーン版)
ピーテル・ブリューゲル(父)『バベルの塔』(ウィーン美術史美術館、1563年)。Public domain, via Wikimedia Commons

各伝統における意味

旧約聖書(バベルの塔)

天に届く塔を築こうとした人類の傲慢が神の怒りを招き、言語の混乱と離散という罰を受けたとする物語(バベルの塔)は、人間の技術的野心とその限界を象徴する物語として、西洋文化に長く影響を与えてきた。

タロット

タロットの「塔」カードでは、雷に撃たれ崩れ落ちる塔の図像を通じて、既存の秩序・思い込みの突発的かつ破壊的な崩壊を象徴する。バベルの塔の物語との直接的な図像上の系譜は必ずしも明確ではないが、両者はともに「人間が築いた高慢な構造物の崩壊」という主題を共有する。

ルノルマンカード

ルノルマンカード(ルノルマンカード)では、塔は組織・官公庁・孤立・大局観といった、個人を超えた制度的・構造的な事柄を象徴するカードとして用いられ、タロットの「塔」が持つ破壊的な意味合いとは性格が異なる。

関連ノード

参考文献

関連ノード(発見の質でグループ化)

隣接の発見