概要
小アルカナ「杯」(杯)の5番札。黄金の夜明け団の体系では「失望(Disappointment、あるいは「悦びの喪失 Loss in Pleasure」)」と題され、蠍座(蠍座)第1デカン(火星(火星)支配)に対応するとされる。
各伝統における意味
元素・数・生命の木
生命の木の第5セフィラ「ゲブラー」(ゲブラー)に対応するとされる。数の5(5)が変化・試練を象徴するのと同様、感情の満たしに喪失や動揺が生じる段階として位置づけられる。
黄金の夜明け団の対応(デカン占星術)
蠍座第1デカン、支配星は火星とされ、感情的な喪失に対する激しい反応・悲嘆の段階と解釈される。
近代タロットにおける解釈
ライダー・ウェイト版以降の近代タロットでは、こぼれた3つの杯を嘆く人物と、背後に残る2つの杯の図像が定着し、喪失・後悔・まだ残されているものへの気づきを象徴するとされる。
関連ノード
生命の木から見た整理(任意)
本項は本プロジェクト独自の整理モデルであり、歴史的事実の記述ではない。黄金の夜明け団の対応表ではゲブラーに対応するとされる。
参考文献
- Israel Regardie, The Golden Dawn: A Complete Course in Practical Ceremonial Magic, 6th ed., Llewellyn Publications, 1989(初版1937-1940). — 黄金の夜明け団内部の小アルカナ対応表(Book T)の一次資料
- Arthur Edward Waite, The Pictorial Key to the Tarot, William Rider & Son, 1910. — ウェイト版タロットの意味づけの一次資料