概要
小アルカナ「剣」(剣)の宮廷札のうちナイト。黄金の夜明け団の体系では、ナイトには風の相が配当され、本札は風のスートにおける風の相、すなわち知性の力が最も純粋かつ急進的に発現した段階を表すとされる。
各伝統における意味
元素・カバラの四つの世界
宮廷札のナイトは、カバラの四つの世界(カバラの四つの世界)のうち「イェツィラー(形成界)」に象徴的に対応づけられる。剣のスート自体が風の元素(四元素)に配当されるため、本札は「風の中の風」として、思考が性急な行動へと直結する様が位置づけられる。
近代タロットにおける解釈
ライダー・ウェイト版以降の近代タロットでは、嵐の中を猛然と馬で突き進む甲冑の騎士として描かれ、性急さ・野心・直接的な対決姿勢を象徴するとされる。
関連ノード
生命の木から見た整理(任意)
本項は本プロジェクト独自の整理モデルであり、歴史的事実の記述ではない。黄金の夜明け団の対応表ではイェツィラーに対応するとされる。
参考文献
- Israel Regardie, The Golden Dawn: A Complete Course in Practical Ceremonial Magic, 6th ed., Llewellyn Publications, 1989(初版1937-1940). — 黄金の夜明け団内部の宮廷札対応表の一次資料
- Arthur Edward Waite, The Pictorial Key to the Tarot, William Rider & Son, 1910. — ウェイト版タロットの意味づけの一次資料