概要
小アルカナ「剣」(剣)の9番札。黄金の夜明け団の体系では「残酷(Cruelty、あるいは「絶望 Despair」)」と題され、双子座(双子座)第2デカン(火星(火星)支配)に対応するとされる。
各伝統における意味
元素・数・生命の木
生命の木の第9セフィラ「イエソド」(イエソド)に対応するとされる。数の9(9)が完成の一歩手前・蓄積された経験を象徴する一方、無意識の基盤(イエソド)に不安が沈殿する段階として、風の力が精神的苦悩に転じる様が位置づけられる。
黄金の夜明け団の対応(デカン占星術)
双子座第2デカン、支配星は火星とされ、思考が反芻され、不安・悪夢・自責の念として増幅される段階と解釈される。
近代タロットにおける解釈
ライダー・ウェイト版以降の近代タロットでは、夜中に目を覚まし顔を覆う人物と壁に並ぶ9本の剣の図像が定着し、不安・悪夢・精神的苦悩を象徴するとされる。
関連ノード
生命の木から見た整理(任意)
本項は本プロジェクト独自の整理モデルであり、歴史的事実の記述ではない。黄金の夜明け団の対応表ではイエソドに対応するとされる。
参考文献
- Israel Regardie, The Golden Dawn: A Complete Course in Practical Ceremonial Magic, 6th ed., Llewellyn Publications, 1989(初版1937-1940). — 黄金の夜明け団内部の小アルカナ対応表(Book T)の一次資料
- Arthur Edward Waite, The Pictorial Key to the Tarot, William Rider & Son, 1910. — ウェイト版タロットの意味づけの一次資料