概要
小アルカナ「杯」(杯)の3番札。黄金の夜明け団の体系では「豊かさ(Abundance)」と題され、蟹座(蟹座)第2デカン(水星(水星)支配)に対応するとされる。
各伝統における意味
元素・数・生命の木
生命の木の第3セフィラ「ビナー」(ビナー)に対応するとされる。数の3(3)が調和・統合を象徴するのと同様、感情の力が共同体の中で満ち足りた状態に至る段階として位置づけられる。
黄金の夜明け団の対応(デカン占星術)
蟹座第2デカン、支配星は水星とされ、感情の交流が言葉やもてなしを通じて豊かに広がる段階と解釈される。
近代タロットにおける解釈
ライダー・ウェイト版以降の近代タロットでは、3人の女性が杯を掲げて祝う図像が定着し、友情・祝祭・共同の喜びを象徴するとされる。
関連ノード
生命の木から見た整理(任意)
本項は本プロジェクト独自の整理モデルであり、歴史的事実の記述ではない。黄金の夜明け団の対応表ではビナーに対応するとされる。
参考文献
- Israel Regardie, The Golden Dawn: A Complete Course in Practical Ceremonial Magic, 6th ed., Llewellyn Publications, 1989(初版1937-1940). — 黄金の夜明け団内部の小アルカナ対応表(Book T)の一次資料
- Arthur Edward Waite, The Pictorial Key to the Tarot, William Rider & Son, 1910. — ウェイト版タロットの意味づけの一次資料