辞典 / 惑星

水星


視点: 西洋占星術 / 神話 / ヘルメス思想 / タロット
テーマ: 西洋占星術

概要

水星は太陽系で太陽に最も近い惑星であると同時に、西洋占星術における「惑星(プラネット)」の一つとして、知性・コミュニケーション・移動・商業を司るとされる。英語名 Mercury はローマ神話の神メルクリウス(ギリシャ神話のヘルメスと同一視される、ヘルメス)に由来する。

ヘルメス・インジェヌイ像。カドゥケウスを持つヘルメスの大理石彫刻。水星の由来となったギリシャ神話の神ヘルメス(ローマ神話メルクリウス)を表す
ヘルメス・インジェヌイ像。カドゥケウスを持つヘルメス(ローマ神話メルクリウス)の大理石彫刻。Public domain, via Wikimedia Commons

語源

Mercury はラテン語 Mercurius に由来し、さらに merx(「商品」)と語根を共有するとされ、商業神としての性格を反映しているという説が有力である。

歴史

肉眼で観測可能な惑星として古代バビロニアの天文記録にすでに位置が記録されており、古代ギリシャ・ローマでも早くから知られていた。西洋占星術における7惑星(太陽・月・水星・金星・火星・木星・土星)の体系は古代バビロニア・ヘレニズム期の天文学・占星術に起源を持つ。

各伝統における意味

占星術

現代の西洋占星術では水星は知性・言語・思考様式・短距離の移動などを司るとされる。この意味づけは占星術という実践体系内部の教説であり、天文学的事実とは区別する必要がある。

ヘルメス思想

ヘルメス思想の文脈では、惑星ヘルメス(水星)は錬金術における「水銀(マーキュリー)」という物質原理とも結び付けられ、揮発性・変容性を象徴するものとして扱われる。これは占星術上の水星の意味づけとも部分的に重なるが、由来の異なる別系統の連想である点に注意。

占星術的薬草学・宝石学

占星術的薬草学ではラベンダー(ラベンダー)、宝石誌学ではアゲート(アゲート(瑪瑙))が水星に支配される植物・石とされる。

関連ノード

生命の木から見た整理(任意)

本項は本プロジェクト独自の整理モデルであり、歴史的事実の記述ではない。黄金の夜明け団の対応表では第8セフィラ「ホド」に対応するとされる。

参考文献

関連ノード(発見の質でグループ化)

対応の発見

隣接の発見