辞典 / 概念

ニグレド(黒化)


視点: 錬金術 / ヘルメス思想 / 心理学
テーマ: 錬金術

概要

ニグレド(黒化、ラテン語: Nigredo)は、錬金術の大いなる業(マグヌム・オプス、大いなる業(マグヌム・オプス))における最初の段階とされる色彩変化。物質が黒く変色する過程を指す。

語源

ラテン語 nigredo は「黒さ」の意。

各伝統における意味

伝統的な色彩段階説

第一質料(第一質料)が分解・腐敗し、黒色に変じる段階とされる。この黒化は、後続の変成が起こるための前提として、物質の既存の形態が「死」に至る破壊的な過程として描写されることが多い。

20世紀の心理学的再解釈

ユング心理学では、ニグレドは個性化過程(個性化)における最初の段階、すなわち自我が無意識の内容と直面し混乱・危機に陥る局面の比喩として再解釈された。これは近代の心理学的解釈であり、錬金術師たち自身が意図した意味とは区別する必要がある。

関連ノード

参考文献

関連ノード(発見の質でグループ化)

文脈の発見

隣接の発見