概要
アストライア(古代ギリシャ語: Ἀστραία、「星の乙女」の意)はギリシャ神話における正義の女神。黄道十二宮の乙女座(乙女座)の由来とする説がある神話上の人物。
語源
Ἀστραία はギリシャ語で星を意味する ἀστήρ(アステール)に由来するとされる。
各伝統における意味
ギリシャ神話
クロノス(クロノス)が統治した「黄金時代」(労苦も争いもない理想郷)に人間界に住んでいたが、時代が進み人間が悪徳に染まっていくにつれて、最後まで人間界に留まった神として描かれる。人類の堕落を嘆いて天へと去り、星座(乙女座)になったとされる。
乙女座の由来説の一つ
乙女座の由来神話には複数の異伝があり(豊穣神デメテルとする説、その娘ペルセポネーとする説などもある)、アストライアはその一つ。本プロジェクトでは特定の一説を「正解」として提示せず、複数の異伝が並立している状態として扱う。
美術
天秤(天秤)を持つ姿で描かれることがあり、この図像は隣接する天秤座(天秤座)の象徴とも関連づけて語られることがある。
関連ノード
参考文献
- Walter Burkert, Greek Religion, trans. John Raffan, Harvard University Press, 1985. — ギリシャ宗教研究の標準的学術文献
- Timothy Gantz, Early Greek Myth: A Guide to Literary and Artistic Sources, Johns Hopkins University Press, 1993. — 各神話の異伝を古典文献に即して整理した標準的資料集