辞典 / 象徴

天秤


視点: 象徴 / 神話 / 宗教 / タロット / 西洋占星術
テーマ: 図像学

概要

天秤は、均衡・公正・正義を象徴する伝統的な図像。ギリシャ・ローマ神話の正義の女神の持物として、また黄道十二宮の天秤座の図像として、西洋文化に広く見られる。

剣と天秤を持つ正義の女神ユースティティア(ブリューゲル『正義』1559年)
フィリップ・ハレ(ピーテル・ブリューゲル(父)の下絵による)『正義(Justitia)』連作「七つの徳」より、1559年頃、ベルギー王立図書館所蔵。Public domain, via Wikimedia Commons

歴史

古代エジプトでは、死者の心臓を「真実の羽根」と天秤にかけて計るという「死者の審判」の図像(『死者の書』)が知られ、天秤を審判・正義と結びつける発想は複数の古代文化に共通して見られる。

各伝統における意味

ギリシャ・ローマ神話

正義の女神(ギリシャのディケー、あるいはアストライア(アストライア)、ローマのユースティティア)が持つ持物として描かれる。黄道十二宮の天秤座(天秤座)の由来ともされる。

タロット

タロットの「正義」(正義)カードでは、剣とともに天秤を持つ人物として描かれるのが典型的図像。

キリスト教美術

大天使ミカエル(大天使ミカエル)が最後の審判(最後の審判)で魂の軽重を計る図像でも、天秤が用いられることがある。

現代文化

現代の司法制度のシンボルとしても天秤が広く用いられている。

関連ノード

参考文献

関連ノード(発見の質でグループ化)

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