辞典 / 人物

ヤコブ


視点: 宗教 / 神話 / 歴史
テーマ: 旧約聖書

概要

ヤコブは、イサク(イサク)とリベカの息子。後に神から「イスラエル」の名を授かり、イスラエル12部族の祖とされる、ユダヤ教・キリスト教の系譜における第3代の族長。

レンブラント『ヤコブと天使の格闘』(1659年頃)
レンブラント・ファン・レイン『ヤコブと天使の格闘』(ゲメルデガレリー、ベルリン、1659年頃)。Public domain, via Wikimedia Commons

語源

ヘブライ語 יַעֲקֹב(ヤアコーヴ)は「かかと(עָקֵב)」と関連づけられる語源説明があり、双子の兄エサウのかかとを掴んで生まれてきたとされる逸話(創世記25章)に由来する。後に授かる「イスラエル(יִשְׂרָאֵל)」は「神と格闘する者」を意味するとされる。

各伝統における意味

ユダヤ教・キリスト教内部の教説

兄エサウから長子の権利と祝福を騙し取った後、兄の怒りを避けて旅立つ途中、天使が昇り降りする梯子の夢(ヤコブの梯子、創世記28章)を見る。伯父ラバンのもとでレアとラケルの姉妹と結婚し、12人の息子をもうける(これが後のイスラエル12部族の由来とされる)。カナンへの帰路、正体不明の存在と夜通し格闘し、勝利したことで「イスラエル」の名を授かる(創世記32章)という逸話も伝わる。末息子近くのヨセフ(ヨセフ)を特に寵愛したことが、後の兄弟間の対立の発端となる。

美術

「ヤコブと天使のレスリング」は、ドラクロワなど西洋美術で繰り返し描かれた主題。個別作品は今後ノード化する。

心理学

「ヤコブと天使の格闘」は、しばしば内的葛藤・自己との対決の比喩として、心理学的・文学的に読まれることがある。

関連ノード

参考文献

関連ノード(発見の質でグループ化)

文脈の発見

隣接の発見