概要
小アルカナ「杖」(杖)の2番札。黄金の夜明け団の体系では「支配(Dominion)」と題され、牡羊座(牡羊座)第1デカン(火星(火星)支配)に対応するとされる。
各伝統における意味
元素・数・生命の木
生命の木の第2セフィラ「コクマー」(コクマー)に対応するとされる。数の2(2)が対概念・二極性を象徴するのと同様、火の力が具体的な方向性を持ち始める段階として位置づけられる。
黄金の夜明け団の対応(デカン占星術)
各数札2〜10には、黄道十二宮を10度ずつ3分割した「デカン」の一つが割り当てられる。本札は牡羊座第1デカン、支配星は火星とされ、開始したばかりの火のエネルギーが対象への「支配」を確立しようとする段階と解釈される。
近代タロットにおける解釈
ライダー・ウェイト版以降の近代タロットでは、地球儀を手に遠くを見渡す人物の図像が定着し、計画・将来への展望を象徴するとされる。
関連ノード
生命の木から見た整理(任意)
本項は本プロジェクト独自の整理モデルであり、歴史的事実の記述ではない。黄金の夜明け団の対応表ではコクマーに対応するとされる。
参考文献
- Israel Regardie, The Golden Dawn: A Complete Course in Practical Ceremonial Magic, 6th ed., Llewellyn Publications, 1989(初版1937-1940). — 黄金の夜明け団内部の小アルカナ対応表(Book T)の一次資料
- Arthur Edward Waite, The Pictorial Key to the Tarot, William Rider & Son, 1910. — ウェイト版タロットの意味づけの一次資料