辞典 / 神格

テュフォン


視点: 神話 / 宗教 / 西洋占星術
テーマ: ギリシャ神話

概要

テュフォン(古代ギリシャ語: Τυφών)はギリシャ神話に登場する巨大な怪物。大地母神ガイア(ガイア)の末子とされ、オリュンポスの神々に対する最大の脅威として描かれる。黄道十二宮の山羊座・魚座の起源神話(テュフォンからの逃走譚)にも登場する。

ゼウスとテュフォンの戦いを描いた黒像式カルキス様式ヒュドリア(バイエルン州立古代美術博物館、紀元前540年頃)
ゼウスとテュフォンの戦いを描いた黒像式カルキス様式ヒュドリア(バイエルン州立古代美術博物館、紀元前540年頃、作者不詳)。Public domain, via Wikimedia Commons

語源

Τυφών の語源には諸説あり、確定した定説はない。

各伝統における意味

ギリシャ神話

ゼウス(ゼウス)の支配権を脅かす存在として、ガイア(ガイア)がゼウスへの復讐のために生んだとされる。100の竜の頭を持つとも語られる怪物で、ゼウスと壮絶な戦いを繰り広げた末に敗れ、シチリア島のエトナ火山の下に封じられたとされる(火山活動の神話的説明としても機能した)。

山羊座・魚座の由来神話

テュフォンの襲来に驚いた神々が動物の姿に変身して逃げたという神話群が伝わる。牧神パーン(パーン)が慌てて川に飛び込んだ際、上半身が山羊、下半身が魚という姿になったという神話が山羊座(山羊座)の、アプロディーテとエロースが2匹の魚に変じて逃げたという神話が魚座(魚座)の由来として、それぞれ語られる。

関連ノード

参考文献

関連ノード(発見の質でグループ化)

隣接の発見